今日、若草色のネクタイを付けている人が目に留まった。
とても良く似合っていた。
こういう時、気の利いた一言
がさっと言えるといいのに。
高校時代、隣の席のギャルのプライドをズタズタにしたことがある。
その日Aさんは全部の爪をパステルカラーの黄緑に染めてきた。
県立はいくら緩いとはいえ、とてもセンセーショナルな色をしていたので先生たちも気が気でならない。
しかし、私にはその爪の色がとても鮮やかで青々しく見えた。
「青虫みたいだね!」
私はまだ褒める事を知らなかった。
Aさんの表情は曇っていた。
彼女のアイデンティティがそこにあったのだ。
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